■少しの工夫の積み重ねでゴミの量は半分以下に

 上記のほかに、余分なパッケージ包装は外して持っていく、現地で食材を購入する際もかさばる容器のものは避ける、などほんの少し心に留めておくだけでもゴミ減量化につながった。

 ゴミというのは「後始末」であるが、逆算して事前の準備を行うことで、キャンプ自体の効率化や満足度アップにも貢献していると感じている。

■ゴミ問題「NG・マナー違反」をおさらい

 最後に、キャンプのゴミ問題で「NG行為・マナー違反 」となる行為をおさらいしよう。

キャンプ場のルールを守ろう。放置して帰るのは絶対NG!(画像:photoAC)

●キャンプ場でのゴミ放置は絶対NG!

 「自分さえ良ければいい」は恥ずかしい! マナーを守って後から利用する人が気持ちよく過ごせるようにしたい。利用前にキャンプ場のゴミルールをきちんと把握しておこう。

 キャンプ滞在中もゴミ袋を開けたまま出かけたり、就寝するのはNG。野生動物を引き寄せたり、風で飛ばされるおそれがある。蓋つきゴミ箱の利用や、テント内にゴミを片付けるなどの対応が必要だ。

●帰宅中の道の駅、SA、コンビニなどで捨てるのはやめて

 少量なら……とキャンプで出たゴミを捨てて帰りたい気持ちはわかるが、これはマナー違反。責任を持って自宅まで持ち帰ろう。

●焚き火でゴミを燃やすのは危険!

 焚き火でゴミを燃やすと、灰や火の粉が舞いとても危険!  さらに燃え切らなかったゴミを灰と一緒に捨てるのも大迷惑となる。安易に焚き火でゴミを燃やすのはやめよう。

 ゴミに関するこれらのNG行為やマナー違反に注意して、周りにとっても自分にとっても気持ちのよいキャンプライフを送ってほしい。