■初夏はオリーブの花粉症にご注意を
今回立ち寄った中で、一番の賑わいを見せていたのはやっぱり「オリーブ園」です。瀬戸内海を見下ろす小高い丘に広がる園内には、約2000本のオリーブの木々をはじめ、ハーブガーデン、ギリシャ風車、温泉、ショップ、カフェなど、さまざまな施設が集まる人気スポットです。
実写版「魔女の宅急便」のロケ地になったことでも有名で、無料で貸し出されているほうきにまたがって、飛び跳ねながら写真を撮影する人たちをあちらこちらで見かけました。
ちょうどオリーブの花が綺麗に咲いるのを見られたのですが、なんだか鼻ががムズムズするなと思って調べてみたら……、オリーブにも花粉症があるそうです! 飛散時期は5月下旬から6月上旬とのことでドンピシャ。敏感な方は気をつけてくださいね。
■醤油の香りが漂う「醤の郷」へ
さて、グルメ旅に戻りましょう。
小豆島町安田地区から坂手港へ向かう県道沿いには、古くからの醤油工場やもろみ蔵が残っており、「醤の郷」と呼ばれています。
そうなんです。じつは醤油も小豆島の特産品のひとつ。醤油の生産量が全国第5位の香川県ですが、その約半分が小豆島で製造されています。
島に22軒ある醤油蔵の1つ、「マルキン醤油」では、醤油工場を改装した建物で醤油の製造方法や歴史を学べたり、工場見学ができたりします。
併設された物産館で天然醸造蔵の木桶で仕込んだ「生しょうゆ」を使用した「しょうゆソフトクリーム」をいただきました。滑らかでクリーミーでとっても美味しい。香ばしくてキャラメルっぽい味わいでした。
ちなみに、明治時代には島内に400軒もの蔵があったそうですよ。