登山でもキャンプでも人気の料理ツール、メスティン。固形燃料などでさまざまな料理ができてしまうメスティンは、今やアウトドアには欠かせない存在だ。

 そんなメスティンの基本スキルは「炊飯」。熱伝導性の高い素材でつくられているメスティンで炊くご飯は格別だ。通常サイズは1合炊きを基本としているが、ファミリーキャンプなど複数名でアウトドアを楽しむときは、2合炊きが必要な場合がある。そんなときの最適候補が「ラージメスティン」と呼ばれる大きめサイズのメスティンだ。

 だがちょっと待ってほしい。新たにラージサイズのメスティンの購入を考えているなら、通常サイズのメスティンをもう1台(2台)使うほうが、だんぜんアウトドアを楽しめることをご存知だろうか。メスティン2台持ちのほうがよい理由をぜひお読みいただきたい。

■理由1 2種類の料理を同時につくれる

同時に2つの料理をつくることができるのも、2台メスティンの魅力(撮影:山下直人)
同時に作った「ロールキャベツスープ」と「ネギ豚丼」(撮影:山下直人)

 2台メスティンがあることで、ご飯を炊く以外に2つの料理を同時につくることが可能だ。おかず2種類、ご飯と鍋もの、主食とデザート。組み合わせはいくつもある。複数の料理を少しずつ味わいたい、という方にも最適だ。