■亦楽山荘を歩いてみた

 亦楽山荘までは、車でも電車でもアクセスが容易。電車の場合、JR宝塚線武田尾駅で下車。駅から武田尾廃線ハイキング道入口までは徒歩約9分、700mくらい。亦楽山荘入口までは徒歩18分、1.5km程度である。

 車の場合は、武田尾駅駐車場(500円)に駐車してスタートだ。

武田尾廃線ハイキング道入口(撮影:野口宣存)
武庫川渓谷を右手に武田尾廃線ハイキング道を進む(撮影:野口宣存)

 最初は、武庫川渓谷を右手に、廃線ハイキング道を歩く。そしてトンネルを2つ抜けたところに、亦楽山荘の入口がある。

武田尾廃線ハイキング道のトンネル2つ越えると亦楽山荘だ(撮影:野口宣存)
亦楽山荘入口(撮影:野口宣存)

 亦楽山荘入口の案内板は、かなり親切だ。地図とともにコース案内があり、家族向き、一般向き、健脚向きと自分のレベルにあったコースを選べるようになっている。

 筆者は、「遊歩道  さくらの道(家族向き)」と「周回路(一般向き)」を歩いた。

亦楽山荘の道標はわかりやすい(撮影:野口宣存)
亦楽山荘は道標が多く、迷うことはないだろう(撮影:野口宣存)

 実際に歩いてみると、迷い込みやすい道には、「作業道」や「×」の道標があり、道に迷う不安は一切感じない。現在地を示す地図付きの道標も多く、地図や山岳ナビアプリの出番がなかったくらいである。

樹高が高すぎて花が撮れないヤマザクラ(撮影:野口宣存)
エドヒガンは残念ながらもう散っていた(撮影:野口宣存)

 歩いていて一番よく見かけた桜は、ヤマザクラだ。ソメイヨシノは花が散って葉が出るが、他の桜は花と葉が同時に出てくる。

亦楽山荘内にある渓谷にかかる橋(撮影:野口宣存)
亦楽山荘内の渓谷も美しい(撮影:野口宣存)

 亦楽山荘はほとんど人がおらず、静かにゆっくり桜を楽しめた。亦楽山荘下の廃線ハイキング道は、多くのハイキング客でにぎわっていたのだが、意外と亦楽山荘には人はほとんどいなかった。

 今回は訪れなかったが、亦楽山荘奥の大峰山や廃線ハイキング道も楽しいので、余裕があれば訪れてみよう。

●桜の園 亦楽山荘

・住所:〒669-1241 兵庫県宝塚市切畑

●JR宝塚線武田尾駅

・住所:〒669-1231 兵庫県宝塚市玉瀬イヅリハ

●宝塚市立武田尾駅前駐車場

・住所:〒669-1231 兵庫県宝塚市玉瀬字イヅリハ1-42