ガオーッ! 高さ12m、幅11m、奥行き10mのデカい獅子がぱっくりと口を開けている「獅子殿(ししでん)」がインパクト大な難波八阪神社。南海難波駅、御堂筋大国町駅から徒歩10分。知る人ぞ知るパワースポットである。晴れた日は素晴らしく映える!

晴天の日撮影したベストショット! 社伝によれば、古くは「難波下の宮」と称し、難波一帯の産土神(生まれた土地の守護神)だったそうだ。輝く黄金の歯は真ちゅう製だ!

別アングルからガオーッ。中には祭神の素盞嗚尊の荒魂が祀られている。行事の際には舞台となり、鼻はなんとスピーカーになっているのだとか。小型化して売ってくれたら欲しい!
難波八阪神社は「勝ちを呼ぶ」とも言われており、受験生やスポーツ選手もよく訪れる

 言い伝えによると、仁徳天皇(313~399年)の時代、この地域に疫病が流行った牛頭天王を祀ったのが、難波八阪神社のはじまりなのだそうだ。

 1945年に起きた大阪大空襲で、一度社殿が全て焼失してしまっている。しかし、転んでもただでは起きないのがナニワ魂。建て直しの際、社殿とは別に「どうせなら神社のシンボルとして、みんなビックリするようなもん新しく造ろうや!」と、魔除けの意味も込め、この地域で盛んだった獅子舞を取り入れることになった。

 モチーフは何にすんのや、どないすんのや、獅子がええんちゃうか、そらええわー、と話し合いも楽しかったことだろう(想像)。

 社殿と獅子殿ともに完成したのは1974年のことだった。