「鬼アマゴ」で有名な鮎沢川の渓流釣りが3月12日に解禁しました。管轄は鮎沢川漁協(漁業協同組合)です。富士山東麓に端を発した流れは静岡県東部を抜け、神奈川県で酒匂川(さかわがわ)となり、相模湾に注ぎます。

鮎沢川漁業協同組合Twitter:https://twitter.com/ayuzawagawa?lang=ja

■鮎沢川の“鬼アマゴ”

 漁協の放流するアマゴは、自然状態では滅多にお目にかかれないような、迫力ある大型サイズの放流魚です。特にオスは鼻先が前に突き出すような「鼻曲がり」で、ボリュームのある魚体で多くの釣り人を魅了し、鬼アマゴの異名をとっています。

 ただし今年は残念ながらサイズが小さめとなっている模様でした。その分、数は例年に比べてかなり多く放しているそうです。実際、エリア上流部では至るところに魚影が確認でき、狙いを絞るのが難しいほどです。「小さくなった」と言っても尺を超える魚もかなり混ざっています。水量も少なく、人影に怯える様子もないため、サイトフィッシングにもってこい! そう思ったのですが……。

■まだ早い? 思わぬ苦戦に奮闘

アマゴたちが見えますか? 本当に魚影は濃かったです

 しかし、昨日放流されたばかりのアマゴたちはどこか落ち着きなく、流れに馴染んでいない様子。虫たちも川面を飛び交っていますが、興味はなさそうです。居心地悪そうになかなか定位する場所も安定せず、仲間同士で追いかけ合いを繰り返していました。

 筆者はフライフィッシングで臨みましたが、この日のために一生懸命巻いてきたフライは片っ端から無視され続けました。あの手のこの手で流し方も工夫しましたが、一向に反応がありません。エサ釣りの人の釣りを見ていても、鼻先に餌を届けても見向きされない様子で、嫌がるように去っていく魚も。そんな状況に(長めの昼寝をしたり)すっかり諦めかけていたのですが、ポイントを移動しながら出会った釣り人と情報交換すると、何人かは数匹釣っているとのことでした。