■飯盛山の階段地獄
飯盛山の登山口はいくつかあるが、今回は戦国武将らの歴史を辿る意味で四条畷神社からのルートを選択。神社参拝後、神社右手にある登山道に入った。登山道は間延びした階段から始まる。階段を過ぎるとまた階段と、とにかく階段ばかりだ。しかもこの階段、一段一段の間隔が60〜70cmと広く、また段差も大きい。こうした階段は、自分の歩く歩幅やペースを乱され、体力を奪われやすいので注意が必要だ。
また、登れば登るほど、間隔は狭いけどかなり大きな段差だったり、もはや階段と呼べるのかわからない急傾斜など、バリエーションが豊富になっていく。
一方、山頂の眺望はよい。足元から大阪平野の街が広がるような景色だ。展望台もあるが、残念ながら使用禁止で登れない。
山頂およびその周辺は、よく見ると土塁など城跡が残っており、国史跡に指定されているようだ。また、山頂には三好長慶の銅像が建てられており、三好長慶のNHK大河ドラマ化を切に願うのぼりがはためいていた。
なお、山頂のすぐ南には林道があり、少し行くと楠公寺(くすのきこうでら)がある。
この楠公寺は「四條畷の戦い」の戦没者供養のために創建された寺。元々の寺名は妙法寺だったが、昭和23年(1948年)に楠公寺に改められたらしい。