■12月のふたご座流星群は最高の観測条件

夜空を駆け巡るふたご座流星群(写真:ぱくたそ)

 ペルセウス座流星群と同じく三大流星群の一つ、ふたご座流星群。12月14日夜から15日明け方極大を迎えるが、夜間に月明かりがなく、最高の条件で観測できる。

 そんな「ふたご座流星群」観測で一番気にしなければならないのは、何と言っても防寒対策。流れ星は空全体をある程度ランダムに流れるため、空全体を見回すのがコツだ。地面に寝転ぶと、より夜空を見回しやすいのだが、なにせ12月。寝袋に包まる、シートやコットンを敷くなどの工夫をしないと、とても寒さに耐えきれない。

 無理せず、焚き火を囲んで暖を取りながら夜空を見上げても、ふたご座流星群であれば明るい流れ星が多く流れるので、観測を楽しめる。くれぐれも体調を崩さないよう、無理のない範囲で楽しもう。

■非日常がもっと楽しくなる星空イベント

2023年の流星群と月齢

 2023年の主な星空イベントをご紹介した。ほかにも、年間を通して様々な流星群が出現するので、キャンプ日に合わせてそのときの流星群を観測するのもよいだろう。

 月が明るいときは観測しにくいが、流星群は極大日の前後1週間程度も多く流れ星が出現するので、月が明るくないタイミングでキャンプをするのもありだ。

 星空イベントは、直前になるとニュースなどで報道され、キャンプ場の予約が取りにくくなる可能性もある。余裕を持って予約しておこう。

 ぜひ2023年のキャンプ計画にお役立ていただきたい。

<参考サイト>国立天文台HP:https://www.nao.ac.jp/