■夏休みの8月、「ペルセウス座流星群」は観測条件がよい

三大流星群の一つ、ペルセウス座流星群は、最も有名な流星群だ

 流星群とは、通常より流れ星が多く出現する現象だ。どの流星群も日本全国で観測することができる。それぞれ「おうし座流星群」や「ふたご座流星群」など、星座の名前が付いており、毎年決まった時期に出現することが多い。

 そのなかでも特にメジャーな流星群といえば、8月の「ペルセウス座流星群」だ。出現する流れ星が多く、明るい流れ星が出現することから、三大流星群の一つとなっている。毎年8月中旬に出現するので、子どもの頃、夏休みに観測した経験があるという方も多いのではないだろうか。

 ペルセウス座流星群は、8月13日に最も多く流れ星が出現する極大日となる。今年は月が細く、明るさに邪魔されにくいため、大変観測しやすい。

■土日キャンプの明け方に楽しめる、10月29日(日)の部分月食

月が地球の影に隠れる、部分月食

 部分月食は、月が地球の影に入り込み、月の一部が欠ける天文現象だ。

 今年は、10月29日の日曜日の夜明け前、4時35分頃から月が欠け始め、5時14分頃に月が最も欠ける。そして5時53分頃にかけて月がもどっていく。こちらも日本全国(小笠原など一部の島を除く)で観測できる。

 朝のかなり早い時間ではあるが、土日のキャンプで観測できる。部分月食を観測しながら朝のコーヒーなどいかがだろう。東京あたりだと6時頃に太陽が昇ってくるので、そのまま日の出も楽しめる。