ウィンターシーズンになると、友達からスノーボードのお誘いが入る方も多いはず。ただ、初心者であれば、仲間と一緒にスノーボードをするのは、「足を引っ張ってしまわないか」と、不安になってしまうもの。

 そんな初心者スノーボーダーにおすすめなのが、スノーボードスクールだ。仲間と一緒にスキー場に行って、一人だけレッスンを受けるのは寂しさを感じるかもしれないが、これこそが、みんなと一緒に滑る時間を楽しむための一番の近道。

 今回は、スクール受講を勧める理由と、友達とスキー場を訪れた際のおすすめプランを紹介しよう。

■スクールに通うべき理由 

 初心者こそ一人でもスノーボードスクールに通うべき理由は下記の3点。

●理由その1 教本にそった指導

 スクールでは、一定の滑走技術と、理論・実技といった講習を受講し、最終的な試験に合格した者だけがなれる、インストラクター資格をもった指導者が教えてくれる。

 インストラクターは、日本スノーボード協会から発行されている教本をベースに指導を行なっている。豊富なバリエーションと、わかりやすい表現方法でレッスンを展開するため、初心者はスクールを半日受講しただけでも、格段に技術レベルが向上する。

インストラクターのバイブルである教程本。
あらゆる生徒のパターンに合わせた練習法が記載されており、
インストラクターはそれに沿って指導する(画像提供:山と渓谷社)

●理由その2 クセのないキレイな滑りが身につく

 教えるプロではない友人が教えると、変なクセがつくことが多い。スポーツ経験者であれば、一度身に付いてしまったクセを修正する大変さはわかるはず。

 また、友人とスノーボードに行ったことある方は、無理矢理上級者コースに連れていかれた…… なんて体験をしたこともあるのでは。

 だからこそ、教えるプロであるインストラクターに一任してしまうのがベストなのだ。

上級者コースは急で雪面も凸凹になっている。このようなところに無理矢理連れていかれてはたまったものではない(撮影:D-Okaya