■車中泊旅のランニングコスト4・5・6:入浴代・洗濯代・車維持費

安全な車中泊旅には車のメンテナンスも欠かせない

 入浴は基本的に2日に1回、地元の銭湯とインターネットカフェのシャワールームをおよそ半分の割合で使い分けていた。ただし、九州は安い温泉が非常に多かったため、通常よりは多い割合で銭湯や温泉を利用した。車中泊の詳しいお風呂事情については、こちらの記事で詳しく紹介している。

https://bravo-m.futabanet.jp/articles/-/121593

 洗濯は地域のコインランドリーで。週1回の洗濯に留め、タオルや下着類は速乾のものを活用してなるべく洗濯の量を減らしていた。車の維持費は、オイル交換代や洗車代など。2021年4月はどちらも行わなかったので0円となる。

■車中泊旅のランニングコスト7:観光費

お金がかからない観光スポットも多い

 私たち夫婦の主な観光スポットは、以下のラインナップ。

景勝地
美術館
水族館
歴史館
神社・寺・教会
滝・池・洞窟 など

 自然の観光地は基本的に費用をかけず、その地域ならではの景色を見ることができる。今回は屋久島・五島列島それぞれでガイド付きプランを利用したので、いつもよりも観光費は割高となる。同じ場所には二度と訪れないかもしれないので、観光費を我慢することはほとんどなかった。

 観光費には駐車場代も含まれているが、なるべく無料の駐車場を選んでいたためあまりかかっていない。都心になればなるほど、有料の駐車場しかないことが多かった。

■車中泊旅のランニングコスト8:カフェ代

仕事場としてカフェを活用していた

 筆者はノマドワーカーなので、車中泊旅中もパソコン一つで仕事をしていた。どちらかが運転中に助手席で仕事をすることもあったが、夫婦二人で作業をするためにはカフェが向いている。

 長距離運転の合間や少し時間が空いた夜など最低でも週に一度はカフェを利用し、夫婦それぞれ仕事や写真の整理、スケジュール調整などを行っていた。今思うと、車中泊生活の重要な息抜きになっていたのかもしれない。

■車中泊旅には一人10万円あたりの予算が目安に

日本全国すべてが家になるバンライフ

 私たち夫婦が日本一周車中泊旅で使ったある月のトータル費用は、二人で20万2310円。一人当たり約10万円を使ったことになる。

 その月に周る場所や行う予定などで費用は大きく変わるが、観光メインの車中泊旅を考えている人は一人当たり10万円程度の予算を立てることがおすすめだ。

気になる「車中泊」のおカネ「初期費用」編