江戸時代に一世風靡した「お伊勢参り」。現代でも伊勢周辺は人気観光スポットだ。今年こそ初詣は伊勢神宮へと思っている人や、残り少なくなった全国旅行支援で旅行先を決めかねている人に冬におすすめの伊勢周辺スポットを紹介する。

伊勢神宮近くの観光スポット「夫婦岩」(撮影:菅沼とわこ)

■人生で一度は足を運びたい伊勢「神宮」

内宮の横を流れる「五十鈴川(いすずがわ)」(撮影:菅沼とわこ)
休憩所の近くでは鶏が見られることもある(撮影:菅沼とわこ)

 正式には「神宮」という、通称「伊勢神宮」。一般的には内宮のみに訪れる人も多いと思うが、参拝のならわしでは、先に外宮を訪れる。外宮と内宮の間はバスが運行されている。

 外宮はおおよそ30分、内宮は1時間程度で参拝可能。なお、中には撮影禁止の場所もあるため、注意が必要だ。神聖な森で心静かに参拝したい。

 初詣に伊勢神宮を検討している場合はかなり周辺が混雑するため、時間の余裕を持った行動が必要。筆者は過去に車で訪れ、高速の出口を出るまでに3時間、高速を降りて、駐車するまでに1時間を要した苦い経験があるため、公共交通機関での参拝をおすすめする。

●豊受大神宮(外宮)

・住所:三重県伊勢市豊川町279
・電話:0596-24-1111

・ホームページURL http://www.isejingu.or.jp/ ※参拝時間はホームページよりご確認ください。

●皇大神宮(内宮)

・住所:三重県伊勢市宇治館町1
・電話:0596-24-1111

・ホームページURL http://www.isejingu.or.jp/ ※参拝時間はホームページよりご確認ください。

■伊勢の名物といえば「赤福」! 冬限定のメニューも紹介!

冬季限定「赤福ぜんざい(600円・税込)」(写真提供:赤福)
本店では丁寧な手作業で赤福餅を形づくる工程が見られる(撮影:菅沼とわこ)
「赤福餅2個 番茶付(250円・税込)」(写真提供:赤福)

 伊勢といえば、全国的にも有名な「赤福」。消費期限が短く、販売エリアが限定されているため、お土産に購入する人も多い。

 内宮につながる「おはらい町」には、つくりたての赤福餅が食べられる店舗が3店舗(本店別店舗を含めると4店舗)ある。つくりたての赤福餅は中のお餅がしっとりと柔らかく、店舗でしか味わえないおいしさがある。店内にある大きなかまどからは湯気が立ち上り、趣のある店内では過去にタイムスリップしたような気持ちになる。

 また、店舗では通常の赤福餅に加え、季節限定のメニューを提供しており、冬の間は「赤福ぜんざい」が楽しめる。参拝で冷えた体にぜんざいの温かさと甘さが染みわたり、幸福感に包まれる。この季節に訪れたら、外せない一品だ。

●赤福本店

・住所:三重県伊勢市宇治中之切町26
・電話:0596-22-7000(総合案内)

・ホームページURL https://www.akafuku.co.jp/ ※営業日時はホームページよりご確認ください。

●赤福内宮前支店

・住所:三重県伊勢市宇治今在家町7
・電話:0596-22-7000(総合案内)

・ホームページURL https://www.akafuku.co.jp/ ※営業日時はホームページよりご確認ください。