今年も残りわずか。12月に入り、外もだいぶ冬らしくなってきた。この季節になるとキャンプ場で温かい鍋料理が食べたくなる。寒い時期の鍋と焚き火の相性は抜群。今回は実家の倉庫に眠っていたレトロな鉄鍋を焚き火台の上に置き、すき焼きをすることにした。食材はすべて最寄りのスーパーで購入。割り下は市販のすき焼きのたれを使用し、すき焼きキャンプ飯をキャンプ場でいただいた。

■鉄鍋

砂鉄鉄器鍋(撮影:中村真吾)

 実家の倉庫で見つけた特徴的な鉄鍋。日本昔話の「ぶんぶく茶釜」に出てくるような只者ではないフォルムと重厚感。同封されていた説明書には「手作り  砂鉄鉄器」と書かれてある。さらに読み進めると、岩手県の久慈地方の砂鉄を精錬して作られた鉄鍋だということがわかった。

 熱伝導率もたいへん良さそうな厚みのある鍋底。最初はこの鉄鍋を焚き火の上に組んだトライポッドにぶら下げて調理しようとした。しかし、重量が3.5kgと重く不安定で、引っ掛ける取っ手もないため焚き火台の網の上に直に置くことにした。

■先ずは焚き火からはじめる

焚き火で飯盒炊飯中(撮影:中村真吾)

 普段はソロキャン仕様だが、今回はファミリーキャンプ。久々の家族の分も用意するため、思っていたより準備に時間が掛かり、キャンプ場に到着したのは午後2時過ぎ。今日は週末ということもあり、キャンプ場は大盛況。色々な形のテントが立ち並んでいるのを眺めているだけでテンションが上がる。

 妻と娘にすき焼きの買い出しを頼み、先ずはテント設営。寒さ対策が必要な冬キャンプは準備することが多いため、大急ぎでセッティング。その後、焚き火の準備のために早々に火を起こし、買い出しから戻ってくる妻と娘を待つ間、テントの中でしばしの休憩。

 テントをオープンにしているにもかかわらず、石油ストーブを置いているだけでテント内は本当に暖かい。間もなくして2人が戻ってきたので、少し早いが夕食の準備にかかることにした。