■夕食前に別館ロッジで入浴を満喫

暖色系の明かりを灯した別館ロッジ(撮影:中村真吾)
施設内は24時間受付以外にも多くの外灯があるので女性でも安心だ(撮影:中村真吾)

 マジックアワーも過ぎた頃、そろそろ焚き火の下準備。薪を割り、火入れをして炎が落ち着いたので、夕飯前にお風呂に入ることにした。ここのキャンプ場は500円追加でロッジのお風呂に入ることが出来る。しかも2時間貸し切りというから驚きだ。ロッジは敷地内通路を車で行けばすぐだが、歩いても4〜5分程度。お酒も入っている我々には丁度よい道のりだ。ゆったりとお風呂に入った後、ナイトクルージング気分で外灯の下、敷地内を歩いて今日の我が家まで戻った。

藤ヶ鳴キャンプ場の幻想空間にカンパイ(撮影:中村真吾)

■焚き火タイム

夜の至福「焚き火タイム」(撮影:中村真吾)
炭火で焼く手羽先は超絶品(撮影:中村真吾)

 これがないと始まらない!  ロッジから戻りいよいよ宴のはじまりだ。焚き火を楽しみながら夕飯を頂く。今日のメニューはサーモンの刺身と手羽先、そして豚の味噌炒め。つまみはしそニンニク。どれもこれもお酒が進む!  焚き火の炎もますます燃え上がる!  気がついたら就寝時刻になっていたので片付けをしてテントに入った。 

最後に……

月明かりに照らされる本館はまるで別世界の建造物のようだ(撮影:中村真吾)

 今回、利用させていただいた藤が鳴キャンプ場は、滑走路が近くにあることもあり、他とはひと味違う大変魅力的なキャンプ場だった。特に魅力的なのは夜。月明かりの下で眼前にそびえ立つ本館はまるで別世界への誘いを妄想させてくれる。さらに後方から伸びてくる滑走路の誘導灯が混ざる幻想空間は他に類を見ない。その下で焚き火の炎を眺めながらいただくキャンプ飯とお酒は絶品。これからますます冷え込んでくるが、お風呂にも入れるので次回は冬キャンプの装備で利用したいと思う。