■いざ! 川にドボンだ!
そうこうしている間に、テントサウナの温度がいい感じに仕上がったので水着に着替えて入ります。さっそくアロマ水をロウリュしてみると、ジュワ~~っという音を立てて蒸発し、数秒後にいい香りの蒸気となって体を包んでくれます。気心が知れた仲間とだから、遠慮せずロウリュできるのがいいところ!
しっかりと温まったらいざ川へ! とは言ってもビビりな性格なので飛び込んだりはせず、ストラップ付のサンダルをしっかり履いて、浅いところから慎重に入りました。大丈夫そうだと分かったので深いところへ少し泳ぎ、そして仰向けに。流れに身を任せて浮いてみました。体感温度は10度くらいかな。冷たい! でも気持ちいい! いや限界だ! と川から上がります。石に苔が付いていて滑るので慎重に。
体の水分を拭いてリクライニングチェアへ。ひんやりとしていた体温が、徐々にじんわり温かくなってきます。ザザーっという川の音を聞きながら目の前の清流と紅葉を眺め、気が付けば目を瞑り深いリラックス状態に。なんという爽快感!
これからもっと寒くなってきたら、川に入る時間を一瞬にしてすぐポンチョなどを被って休憩すれば、冷え過ぎを防げていいと思います。外気浴用の靴下や、温かい飲み物を入れた保温ボトルなどもあれば、より快適に過ごせそうですね。
筆者は東京で生まれ育ったのですが、約40年のうち川で泳いだ記憶がほぼありません。冬に差し掛かった11月に川で泳ぐなんて、サウナに出会ってなければ経験できなかったことの一つだと思います。究極の温冷交代浴で自律神経をととのえ、視界もクリアになった状態で自然に触れると、いつもより深く堪能できる気がします。これがきっとアウトドアサウナの魅力なんですね。
冬は、テントサウナ内の薪ストーブの火入れを調整し、暖房が効いた部屋のような温度にすることで、ゆったりと過ごすことができるそう。テントサウナの新たな活用法ですね。こちらは試したら、またレポートしたいと思います。