■実験結果はいかに

 BBQを行った日にTITANISTを洋服に直接振りかけて使用してみた。

◆開始前:BBQを始める前、洋服全体にスプレーを振りかける。                     上着は肌着としてコンプレッションウェア、その上に半袖のTシャツを着用。                終了後:荷物を車の中に片付けした後、車内全体にスプレーを振りかけた。

 噴射液自体のにおいは無臭。大半の消臭スプレーは臭いが強いものが多く、ややもすれば香料で誤魔化されているのではと感じることもあったが、これならスプレーをしても不快な気分になることはなさそうだ。

 また、ワンプッシュあたり、思っている以上に薬剤が噴射されるので、広範囲に渡ってスプレーをすることができるのもかなりの高ポイント。上着であれば、3〜4回プッシュすれば、全体に振りかけることができる。

ひと吹きで腕全体に振りかけることができた

 なお、アルコール入りの速乾性のある消臭剤とは異なり、TITANISTは振りかけた後、しばらく洋服が濡れた状態になるので、そこだけは注意が必要。ただ乾きが悪いということはないので、ここは許容範囲として捉えて良いと思う。

 BBQをスタートしてからは炭を起こし、ご飯を炊き、野菜や肉を焼き、あえて体中に煙を纏ってみることに。

肉と野菜を焼くと、一気に煙が体に絡みついた

 いつもであれば、Tシャツの繊維の奥底まで臭いが染みつき、いかにもBBQをやった後という状態になるのだが、少し離れてからTシャツを臭ってみても気になる臭いは感じることはなかった。

 BBQ終了後に、念のため車中にスプレーを撒き、その日は帰宅。一部の道具はそのまま車内に入れっぱなしにしていたものの、一週間後、車の中にBBQ臭は残っていなかった。個人の見解にはなるが、かなり効果があったように思う。

終了後に振りかけても車中は臭わなかった

■臭いの強い釣りでの実験

 渓流釣りを行った際にも続けて実験を敢行。BBQ以上にキツい臭いがする、魚を掬ったネットと濡れたグローブがターゲット。今回はふたりの釣友に協力してもらい、率直な意見を述べてもらった。

魚を入れたネットはかなり臭う

 ネットとグローブを使用後、半日かけて乾かし、生乾きの悪臭がついた状態でスプレーを噴射。8時間後に再度臭いを嗅いでみた。

悪臭がつきやすいグローブを嗅いでみる
ネットの臭いに悩まされている釣り人には朗報かも

 グローブ、ネットそれぞれ嗅いでもらった結果、グローブはわずかに濡れた衣類の臭いがあるかないといったところ。ネットは魚の嫌な臭いが取れていて、一同非常に驚く結果となった。

■コスパをどう捉えるか

 こちらのTITANIST(300ml)は、Amazonで購入すると価格は6500円。なかなかの価格となっている。1mlあたりでいうと約22円。

 一方、定番消臭剤であるファブリーズ(※W除菌  無香料 370ml)をAmazonで購入すると、価格は561円(送料除く)。1mlあたり約1.5円と激安で、TITANISTと比べると、実に1/14で購入することができる。

 単純に料金比較をすると、ファブリーズの方がお得なのは間違いない。しかし、両製品を使った感想としては、時間が経つと臭いが戻ってきた経験のあるファブリーズと比べ、光触媒の効果もあって臭いを復活させないTITANITの方が長い目で見ると断然お得な気がした。

 買うのには少々勇気がいるが、シュッと振りかければ臭い戻りもなく、ストレスもためなかったTITANIST。試してみる価値がある製品かと思う。

 アウトドアの臭いに困っている人はぜひ一度使ってみてはいかがであろうか。

TITANIST公式サイト                                        https://titanist.jp