■DIYでキャンピングカーとの機能差をカバー

そもそも軽自動車は車中泊仕様になっていない

 キャンピングカーと軽自動車の大きな違いは、車本体の仕様そのものだ。キャンピングカーとして販売されている多くの車は、断熱性・防音性に優れている。しかし、軽自動車はそのような仕様になっていない車がほとんどのため、夏は暑く冬は寒かったり、雨や風の音が響きやすかったりといったデメリットが生じてしまう。

天井材を一旦剥がして制振材と断熱材を貼り付ける

 しかし、DIYをすることで軽自動車でも断熱性・防音性を向上させることが可能だ。筆者は、アクリアマットという断熱材とレジェトレックスと呼ばれる制振材を天井に貼り付けた。天井材を一旦外して付け直すという大掛かりな作業が発生してしまうが、手順をしっかり把握しておけば問題なく作業を完了させることができた。

三密を避けて好きなところに行ける軽キャン

 このように、軽自動車でも工夫をするだけで、キャンピングカーに負けないくらい快適な車中泊を叶えることができる。「車中泊に興味はあるけどキャンピングカーには手が出せない……」という人は、まずは軽キャンプから手軽に始めてみてはいかがだろうか。