■いざ釣りがスタートしたら船長の指示に従おう

船の上では船長の指示に従うこと(撮影:戸松慶輔)

 釣り船にはスピーカーがついており、船内から船長がさまざまな指示を出してくれる。

 狙う水深やベイト(エサとなる小魚)の有無、仕掛けを投入・回収するタイミングまで全て。スピーカーの声が聞き取れなかった場合は、船長や近くの釣り人に確認しよう。

■船釣りにはトラブルがつきもの!?  オマツリにご用心

 船釣りでは隣の人との距離が近いため、仕掛けが絡まってしまうケースが少なくない。釣りを始めた当初は筆者もその一人だった。仕掛け同士が絡まってしまったらすぐに相手の方に声をかけて糸絡みをほどこう。難しい場合は船長に助けを求めると良い。

 オマツリと呼ばれる他人との糸絡みの原因は、糸の緩めすぎや糸の太さの違い、ルアーやオモリの重さの違いなどに起因する。

 特に仕掛けを下に落としていく釣りでは、仕掛けが底に落ちたらすぐにそれ以上糸が出ないようにしたい。スピニングタックルならベールを起こす、ベイトタックルならハンドルを回してクラッチをロックする。こうすればそれ以上糸が出て行かないため、すぐに巻き始めれば糸の緩めすぎによるオマツリは避けられる。

 船に乗っていると海の上で止まっているように感じられるが、実は風や潮の影響を受けて少しずつ動いている。そのため仕掛けが底についたとしても少しずつ糸が出ていくのだ。これをまだ「仕掛けが底についていない」と勘違いして糸を送り続けてしまうとオマツリの原因となる。初心者にありがちな失敗の1つなのでぜひ覚えておこう。

 糸の出方が突然ゆっくりになる、竿からオモリが着底した感覚が伝わる、などがあれば仕掛けが底についた合図。この合図を見逃さないように集中しよう。

■船が汚れたらすぐに水で流そう

人気ターゲットであるサワラや青物は船を汚しやすい。すぐに水で洗い流そう(撮影:戸松慶輔)

 釣り上げたときに、魚種によっては出血量の多い魚がいる。そのような魚を釣った場合、甲板を汚してしまうことも少なくない。釣り座の近くからホースで水が流れていたり、紐のついたバケツが備え付けられているため、それらを使ってすぐに洗い流そう。

■船に乗るときちょっとした注意事項もある

 個人差があるがどうしても船酔いしてしまう人もいる。船酔いすると1日何もできず終わってしまうため、酔い止めの準備は抜かりなく。

 また船の上では口笛を吹いてはいけない、というジンクスがあるのも注意事項に追加したい。船の上で口笛を吹くとシケを呼ぶと言われており、船長によっては気にする人も少なくない。お客さんの安全を第一に思うからこそ、こうしたジンクスにも敏感になるものだ。