■ダーニングを実際にやってみた!

ダーニングの材料や道具は100均で揃えられる(撮影:おかだあきほ)

 今回は穴が空いたトレッキングパンツをダーニングで補修してみた。材料は次の通り。

・直したい衣類や小物(パンツやTシャツ、靴下など)
・ダーニングマッシュルーム(おたまで代用可)
・ヘアゴムまたは輪ゴム
・縫い糸
(刺繍糸や毛糸など、太めがおすすめ。1cmほどの穴であれば50cmほどを用意する)
・針(糸に合わせた太さのもの)
・糸切りバサミ

 なお、レインウェアやテントなど防水加工されているものは、ダーニングで生地に一度穴を開けてしまうと塞がらず、防水性が失われるため、ダーニングではなく、シームテープやリペアシートなどで補修しよう。

●タテ糸の処理方法

塞ぐ穴の左端5mmまで縫う、タテ糸の処理(撮影:おかだあきほ)

1. 縫う場所の裏におたまを当て、生地をピンと張って下部をゴムで留める。
2. 塞ぐ穴の右上約5mmの場所に針を刺す。糸端は玉結びしなくてOK。
3. 左に向かって生地を針で1~2mmすくい、表に出す。糸端は10cm程度表に出したままにしておく。
4. 穴の右下約5mmの場所に刺し、3と同様に左に1~2mmすくって表に出す。
5. 上記の3と4を繰り返しながら左方向に糸を張り巡らせる。穴の左約5mmまで到達したら、タテ糸の作業は完了。糸同士の隙間は糸1本分が目安。