ジンギスカンはお好きだろうか?「クセがある」と苦手な方も多いが、北海道民は大半が「大好き!」と答えるはず。
今回は街の至る所で見られる片鱗と、北海道民のジンギスカン愛の深さに迫る。
■ジンギスカン基礎知識
ジンギスカンには、子羊の肉を使った「ラム」と大人の羊の肉を使った「マトン」がある。ラムは、ふんわりとした柔らかい肉質とクセのなさが特徴。一方マトンは、羊肉特有のくせがあるものの、食べ応えのある肉質で脂もしっかりと感じられる。
北海道のジンギスカン店は、ラムかマトンかを選べる店がほとんど。タレに漬け込んだタイプや、つけダレで食べるタイプもあり、地域・店によって特徴があり、おもしろい。
■専門店以外でも食べられるジンギスカン
北海道外では、ジンギスカンは専門店で食べる場合がほとんどだ。
しかし、北海道では焼肉店でも「カルビ」「ハラミ」などと並んで「ジンギスカン」がメニューに登場する。ビアガーデンでも、ジンギスカンの食べ放題がついた店が人気になるほど。
自宅で行う焼肉でも、ジンギスカンは人気のメニュー。ホットプレートでの焼肉同様、自宅の庭やガレージでジンギスカンを楽しむ家庭も多い。晴れた日の住宅街にジンギスカンの香りが漂うと「夏が来たな」と感じるのは、筆者だけではないだろう。
自宅だけでなく、キャンプ、花見や海水浴場でもジンギスカンを食べる習慣があり、小さなスーパーやコンビニでもジンギスカンは売られている。なかには炭やジンギスカン鍋も一緒に売られている店もあり、ジンギスカンは道民の生活の一部となっている。