■慣れてきたらタープだけ購入してデイキャンプもあり

タープはテントよりもたてやすいが、初めは手間取るため複数人でチャレンジするとよい

 コテージやグランピングで、アウトドアな雰囲気に慣れてきたら、タープを購入して日帰りで楽しめるデイキャンプに挑戦するとよいだろう。基本的にタープは、テントよりも安く購入できるため手軽。自分でガイドロープを張ったり、ペグ打ちしたりなどの作業が必要になるため、テント設営の予行演習もできる。コテージやグランピングなどと違い、自分で設営する手間がかかるため、よりキャンプに近い体験ができるだろう。

筆者もはじめは、川遊びの日よけ対策としてタープを購入。ロープの貼り方がわからず、落ちている木の枝をポール代わりにしていた

 はじめはタープだけ持って出かけ、チェアやテーブルなど、徐々にギアを増やしていくと負担も少ない。また、もしキャンプをはじめなくても、日よけとして使用できるため、川やBBQなどのアウトドアで活躍するので持っていて損はない。

⚫️選ぶタープにも気をつける

 タープの種類は大きく分けて自立式タープ・ヘキサタープ・スクリーンタープ・スクエアタープがある。

・簡単に設営できる自立式タイプ
 イベントや運動会などでよく使われているタイプだ。ロープを使わず組み立てるだけのものもあるため、手軽で初心者にもおすすめ。

・キャンプでメジャーなヘキサタープ
 6角形の風に強いタイプ。キャンプシーンでは便利な形で、これからキャンプをはじめたい人は、このタイプを選ぶと間違いないだろう。

・虫除けしながら涼しいスクリーンタープ
 メッシュやナイロン生地の壁がついているタープ。虫除けなどの効果があり、囲われているためテントのような雰囲気を味わいやすい。基本的に価格が高くなる傾向があるので、テントを購入する前には、少々負担が大きいかもしれない。

・広いスクエアタープ
 長方形で広く開放的なのが特徴。面積が広いため雨や日差しを防ぎやすく、アレンジもしやすい。しかし使うポールが多く設営が大変なので、初心者には向かないかもしれない。ある程度慣れてから購入を検討するのがよいだろう。

■さまざまな楽しみ方でアウトドアを満喫しよう

 これからキャンプを始めたい人はまず、アウトドアを体験してみるといいだろう。誰かと一緒にはじめたい場合は、自分だけでなく一緒に行く人も楽しめるかが大切だ。一度体験すると魅了される人もいれば、ちょっと思っていたのと違うという場合もある。また、キャンプではなく、グランピングやコテージ泊で十分楽しめると感じる人もいるだろう。

 まずはグランピングやコテージ、デイキャンプでトライしてみて、キャンプをはじめるかどうか考えてみるといいだろう。