■クッカーセット or ダイソーの激安メスティン
キャンプ用の小型なクッカーセットは、ぜひ一式を揃えておいて欲しい。筆者は、“深鍋+ケルト+フライパン”の3点セットを所有しているが、ソロキャンプのお手軽料理であれば、全てこれだけで充分に対応できている。
また、意外に重宝しているのが、ダイソーで購入した激安メスティンだ。いくつかのサイズが販売されているが、最も大きな“3号炊き”であれば、その容量は約540 mlもある。そのため、ヤカン代わりにお湯を沸かしたり、お一人様用に小さな鍋物を調理したりと、非常に使い勝手が良い。
筆者は、できるだけ荷物を減らしたいこともあり、最近はクッカーセットではなく、もっぱらダイソーの激安メスティンばかりを使っている。
■鉄串
これを調理器具として紹介するか否かはかなり悩んだのだが、愛用者も少ないように思うので、あえて紹介することにした。
網や鉄板を使う焼き物も充分に美味しいのだが、鉄串に食材を刺すだけで、一人BBQは野性味溢れるアクティビティに一変するので、ぜひお試し頂きたい。食材としては、筆者は魚を焼く時によく用いるのだが、出来合いのハンバーグなどとも相性が良いし、牛肉をワイルドに炭火で炙るのも楽しいだろう。
■お気に入りの調理器具をみつけよう!
ソロキャンプという一人遊びにおいて、“食の楽しみ”が占める割合は非常に大きい。だからこそ、自分のキャンプスタイルにあった調理器具を見つけることで、一人だけの時間がもっと充実するはずである。
本記事で紹介した筆者の実例も参考にしながら、“手軽で美味しいソロキャンプ”を楽しんでほしい。
なお、キャンプでの調理においては、火の使用と管理には充分注意して頂きたい。特に焚き火を行う場合は、多くのキャンプ場では直火禁止であるため焚き火台は必須であり、環境への負荷を考えると焚き火台シートの利用が理想だ。
また、薪や炭の使用後は、消火を確実に行うことも大事である。これらのルールを守って、ソロキャンプでの食事を楽しもう。