「音海(おとみ)半島」は、福井県高浜市の「若狭湾国定公園」内にある小さな半島だ。半島の西側は「内浦(うちうら)湾」、東側は日本海の外海となっている。

 岩礁に囲まれた音海半島は有名な釣りスポット。半島の西側も東側も釣り客で溢れている。また海の透明度も高く、ダイバーにも人気のエリアだ。

 今回はこの音海半島で「釣り」や「ダイビング」以外で、あまり知られていない隠れた絶景ポイントを紹介する。

■音海遊歩道

かなりシンプルな遊歩道入口の看板(写真:ブラボーマウンテン編集部)

 音海半島の絶景ポイントは、音海遊歩道の中にある。遊歩道の入口は、半島西側の「音海大波止(おとみおおはと)」という釣り場の手前。入口には看板が出ており、わかりやすい。片道2km、往復4kmの道程だ。遊歩道はコンクリート舗装がしてあり、支線もなく迷うことはない。

音海遊歩道は舗装された一本道で迷うことはなく、道標もあり安心(写真:ブラボーマウンテン編集部)
熊出没注意の看板。野生動物には十分気をつけたい(写真:ブラボーマウンテン編集部)
マッチョな腕に見える木。周囲をよく見渡せば、単調な道も飽きることなく進める(写真:ブラボーマウンテン編集部)

 ただし、遊歩道に入るとすぐに携帯電話の電波状態が悪くなる。また、コンクリートの上には苔が生えており、路面が濡れている場合は特に滑りやすい。加えてガードレールのない崖沿いの道なので、転落の注意が必要だ。