■実際に使用したポータブル電源 

ライフスタイルによってポータブル電源の容量や数は異なる

 ライフスタイルによってポータブル電源の容量や数は異なる

●Jackery ポータブル電源 400|Jackery

価格:4万4800円(税込)

 メインとして使用していたポータブル電源であり、フロントパネルにあるシガーソケットに繋いで給電していた。ACコンセント1口、USB端子2口、シガーソケット1口が搭載されているため、最大で4台のアイテムに同時給電ができる。iPhoneやApple Watchなど、毎日使うアイテムの充電に主に活用していた。

 容量は400Whと、1〜2日程度の車中泊に最適だ。充電であれば、スマートフォンを約22回・ノートパソコンを約5.5回連続して充電できる。シガーソケットからの場合は10.5時間でポータブル電源が充電されるため、2日程度でフル充電が可能だ。

●EFDELTA イーエフデルタ|EcoFlow

価格:13万9500円(税込)

 炊飯器やMacBookの充電など消費電力が大きいアイテムの使用や充電には、Jackeryより3倍以上、1260Whの容量があるこのポータブル電源を使用していた。ACコンセント6口、USB端子6口、シガーソケット1口が搭載されているため、家にいる感覚であらゆるアイテムを充電できる。

 デメリットとしては、容量に比例して本体サイズも大きいため、軽バンでの車中泊では置き場所に困る点。筆者は車の後部に置き、車の屋根に設置したソーラーパネルと繋げて給電していた。完全な太陽光の下だと4時間以内に充電が溜まるため、消費電力の大きいアイテムを中心に使用しても問題はない。ただし、曇りや雨が続いた日には充電が30%を下回ることもあった。

■電源環境を整えて車中泊を楽しもう

好きな場所で生活できるのが車中泊の大きな魅力

 筆者は電気を使用するアイテムが多かったためポータブル電源を2つ用意したが、1つでも問題なく生活できるだろう。特にEcoFlowのポータブル電源は13台のアイテムを同時に使用できるので、1台あれば家と同じような暮らしができる。日常生活に欠かせない電気は、車中泊だと自分で補わなければならない。ライフスタイルと使用アイテムを照らし合わせながら、毎日どれくらいの電源確保が必要かを考えてから電源アイテムを揃えよう。