2000年代初頭に一大ブームとなったビッグスクーターは、一般的に排気量250cc以上のスクーターのことだ。当時は次々と新モデルが登場し、街に出れば見かけない日がないほど人気だったが、その後ブームは過ぎ去り今に至る。

 最近は見かける機会も少なくなったビッグスクーターだが、実は今でも通用する魅力溢れる乗り物であることを紹介したい。

■とにかく運転が楽でビギナーでも楽しめる

ギアチェンジがないので運転が楽(車両:BMW C400X)

 通常250cc以上のバイクを運転するならギアチェンジが必要だが、ところがビッグスクーターはオートマチックなので必要がない。

 つまりはクラッチ操作が不要なので、アクセルを開けるだけですぐに発進できる。とにかく運転が楽なので、ビギナーでも余裕を持って楽しめるのがビッグスクーターの利点だ。