北アルプス(北部の)登山の玄関口、長野県大町市。中心部の東側を南北に流れる里川「農具川」。その流れに沿って芝桜(シバザクラ)が満開直前! まさに見頃を迎えている(2022年4月25日)。

満開直前の芝桜が彩る農具川の河原

 「農具川河川公園」周辺では、両岸の土手や河原はピンクや白、紫などの彩り鮮やかな芝桜の絨毯が広がり、のどかな田園風景や残雪の北アルプスと見事なコントラストを見せている。

 付近の芝桜は、地域の有志の方々が集った「白塩町河川公園愛護会」によって、10年ほど前から毎年管理と手入れを入念に行なって大切に育てられている。「春が来るたびにどんどん綺麗になっていく」と評判だ。

 残念ながら夏場の大水によって被害を受けた年もあったが、再び以前の華やかさを取り戻そうとしているところだ。近場のみならず、遠方からも楽しみに立ち寄る人も多い。

 満開になってから比較的長い期間見頃が続くのが芝桜の特徴。ゴールデンウィーク中も楽しませてくれそうだ。近く(徒歩でも大丈夫)には大町市の「市民の森」があり、そちらからは残雪の北アルプスを桜と一緒に眺めることができる。桜の種類が多いので、散りゆく葉桜、満開のもの、これから咲く花もあった。まだしばらくお花見ができそうだ。