平日でも滝行が行なわれているヒーリングスポット

 川沿いを進むと山側に分かれる分岐点に辿り着きます。一旦川から離れて、山側に延びる「蟹ヶ坂ハイキングコース」へと進みましょう。

 大阪府民の森「むろいけ園地」に向かう路は水が豊富で、いたるところに水が湧き出ています。落ち葉が敷き詰められた地味に長い上り坂の舗装路と、急に現れる短い急登の地道を上り切り、砂防ダムが続くトレイルを抜けると「むろいけ園地ネイチャートレイル外回り」の看板が現れます。

 ここから、フラットで空が開けた園地内を中ヶ池方面に進みます。「かるがも橋」ポイントは、青空と白い雲が水面に写って絶好の撮影ができる映えスポットです。なかなか実現できていませんが、なにも考えず、ここで一日中チェアリングしながら読書を楽しみたいな、と通るたびに考えてしまいます。

 後ろ髪を引かれながら、次は滝に向かって先を急ぎましょう。

インスタ映え的にもバッチリな「かるがも橋」の入口
青空が写り込みずっと見ていたくなる絶景!

 標高284mの名前もしれない里山のピークを踏んで、激下りの九十九折トレイルを下り切ると「権現川ハイキングコース」に復帰します。少し戻ると、見えてくるのは「権現の滝」の入口。

 権現の滝は、生駒山系を代表する滝の1つです。落差15mの滝で、八大龍王の姿を表すと伝えられています。平日でも滝行が行なわれているのが日常風景で、生駒山系が昔から修験の地であった名残が垣間見られる場所です。

「礼拝修行、霊験あらたか権現の滝」入口に身が引き締まる看板
赤いのぼりが滝まで並ぶ
滝行は平日でも目にすることができる

「morineki」にゴールすれば至れり尽くせり

 そして、ゴールは河内飯盛山の麓に昨年の3月オープンしたばかりの新しい街「morineki」芝生広場に設定しましょう。

 「アウトドアベースソトアソ」いいもり店では、シャワーを浴びて汗を流せるので、さっぱりとした状態で街に戻ることができます。北欧ファミリーレストラン「ルオカラ」で、頑張ったご褒美に美味しいコーヒーとケーキをいただくのもおすすめです。

河内飯盛山の麓にできた新しい街「morineki(モリネキ)」
芝生広場でテイクアウトしたパンを頬張る時間も楽しい

おすすめソトアソSPOT:
・「だしおにぎり専門店 dashiる?」のお出汁で炊くこだわりおにぎり。山に持って行こう!
・morinekiのパン屋さん「ケイット レイパ」のパンも山中や芝生広場で味わいたい!  
・下山後は「餃子専門店としや」の餃子とビールで1日を仕上げる♪

ソトアソDATA:
ルートの難易度:★★☆☆☆
ルートの体力度:★★☆☆☆(蟹ヶ坂ハイキングコースの坂がキツいくらい)
行程:JR学研都市線四條畷駅(東口)〜四條畷神社〜御机神社〜権現川ハイキングコース〜蟹ヶ坂ハイキングコース〜大阪府民の森むろいけ園地〜かるがも橋〜権現の滝〜権現川ハイキングコース〜御机神社〜四條畷神社〜morineki(ルートタイムの目安はハイキング2時間30分、トレラン1時間15分)
アドバイス:四條畷神社から御机神社に入るトレイルの分岐はグリーンの看板が設置されているのでわかりやすい。山道から御机神社に入る箇所には猪除けの柵が設置されているので、出入りの際は必ず金棒で栓をすること