「ひとりずつ渡れ」の看板が名物の「吊り橋」

 縦走コース一番の見どころは、十一ヶ岳から急降下後に現れる「吊り橋」で、「ひとりずつ渡れ」の看板が名物。歩くたびに大きく揺れるのでスリル満点、断崖絶壁のキレットの上をそろりそろりと渡る。

十二ヶ岳山頂に到着

 吊り橋後、十二ヶ岳までが一番の急登で岩場だらけ。ようやく十二ヶ岳山頂に到着し、ほっと一息つくと、目の前にはドシッと構える富士山の雄姿が!  心ゆくまで絶景を満喫し、気をつけて下山しよう。

 下山は、桑留尾方面へ下り「桑留尾バス停」から帰路に着くか、文化洞トンネル分岐を曲がりトラバースコースを歩いて「毛無山登山口」まで戻れる。

 富士山と西湖・河口湖の展望を楽しめる「毛無山」と「十二ヶ岳」の登山。毛無山往復で約2時間半、十二ヶ岳まで続けて歩くと約5時間のコースタイムである。

 

 毛無山は登山初心者におすすめ、富士山が見える晴天の日に歩いてみよう!  十二ヶ岳は滑りやすい岩場が多く、雨天時や残雪期には難易度がさらにアップするので、事前の下調べが必要。十分な登山経験を積んでからチャレンジしよう。