自転車キャンプとはその名の通り自転車を使ってキャンプを楽しむこと。お目当てのキャンプ場までひたすら自転車を走らせてもよし、輪行(電車など公共交通機関で専用袋を用いて自転車を運ぶこと)でワープして遠くのキャンプ場を目指してもよし、楽しみ方は人それぞれ!

 自転車だからこそ見られる景色、味わえる達成感があるのが魅力だ。

■自転車キャンプに適した自転車とは?

リアキャリアを取り付けたアルミロードバイク(SCOTTの女性向けモデル)(写真:ブラボーマウンテン編集部)

 ロードバイクやマウンテンバイクなどさまざまな自転車があるが、筆者が重視したいのは積載力。自転車のフレームのシートステイとリアエンドと呼ばれる位置に「ダボ穴」がある自転車が、リアキャリアを取り付けやすくおすすめだ。ダボ穴があれば、ボルトでリアキャリアをスムーズに取りつけることができる。

 もし、ダボ穴がない自転車を選ぶ時にはフレームバッグと呼ばれるフレームにぴったり合うバッグやバックパックを用いて荷物を運ぶ。また、ダボ穴がない場合でもショップによってはリアキャリアを取り付けられるように加工してくれる場合もある。「ランドナー」と呼ばれるツーリング車を選べば、大抵リアキャリアを取り付けられる仕様になっている。

 また、最近ではコンパクト自転車でキャンプを楽しむ人もいる。「サイクルベースあさひ」オリジナル自転車の「LOG WAGON」は未舗装道路を走りやすいタイヤやブレーキの仕様になっており、スペースを有効活用した積載性の点でもアウトドア仕様で使いやすい。また、荷物を積んでいても跨ぎやすいフレーム設計もアウトドア専用自転車ならではの工夫だ。

あさひオリジナル自転車「LOG WAGON(ログワゴン)」 (写真提供:サイクルベースあさひ、https://www.cb-asahi.co.jp/lp/products/ownbrand/log/wagon/index.html)