キャンプや登山などのアウトドアを楽しむときに、まずは目的地まで車や自転車、電車で移動する必要がある。

 この移動に価値を与えてくれるのがMilesだ。Milesは2016年にシリコンバレーで創業し、米国で人気となったサービス。2021年10月に満を持して、日本でもサービスがリリースされた。

 本記事では、これまでコストがかかるだけだった移動が、価値を生む魅力的なサービスMilesについて紹介していく。

■Milesはマイルを貯めることができるサービス

移動方法によってマイル付与の倍率が異なる(写真:Miles Japan株式会社)

 Milesは移動距離に応じて、マイルが貯まっていく仕組み。スマートフォンにMilesアプリをダウンロードし、位置情報の設定を「常に許可」にすれば準備完了。

 あとはスマートフォンを携帯し、いつも通りの移動をするだけでマイルポイントが貯まっていく。1マイル(1.609km)の移動距離に対して、1マイルポイントが貯まるサービスで、貯まったポイントは特典と交換できる。

■移動手段に応じてポイント倍率が異なる

 Milesは移動手段をAIによって判別し、ポイント付与の倍率を決定している。環境に優しい移動手段はポイント倍率が高く、短い距離の移動でもポイントが貯まりやすくなる仕組みだ。

 徒歩、ランニングは10倍、自転車は5倍、バス、電車、船、スキーは3倍、車(相乗り)は2倍、車は1倍、飛行機は0.1倍だ。ランニングやサイクリングを楽しむ方は、とくに効率よくポイントを貯めることができる。

 電車や車でキャンプや登山にでかけるときには、都道府県をまたぐような長距離移動の機会も多いのではないだろうか。ポイント倍率はランニングや自転車よりも低くなるが、自動でポイントが貯まっていくので、ぜひスマートフォンに導入を検討してほしい。