■サウナの魅力

 サウナの魅力を語り出したらきりがありません。リフレッシュや疲労回復、ストレス解消、睡眠の質の向上、サウナ後のご飯が美味しい、肌の調子がいい、自律神経がととのう等々、挙げきれないほどです。その中でも最も好きなところは、限りなくニュートラルな状態に戻れる、というところかもしれません。イメージとしては、不純物や汚れがついた脳みそや体がその皮を脱ぎ捨て生まれたての状態に戻る感じです。生きやすくなる、とも言えると思います。魅力は人それぞれですので、ぜひ皆さんもご自身でサウナと向き合ってみて、好きなところを探してみて欲しいです。

長野県野尻湖のすぐそばにある貸切サウナ「The Sauna」でみんなでととのう
TVがあったりなかったり、昭和歌謡曲が流れていたり、ロウリュできたりなど色々な個性がありそれぞれに良さがあるサウナ

■多くの方に影響を与える「サ道」

 サウナ愛好家にとって、テレビドラマ「サ道」の存在は無視できないでしょう。「サ道」とは、タナカカツキ原作『マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~』(講談社モーニングKC刊)を実写化したテレビドラマで、2019年にテレビ東京系列で放送されていました。このドラマでは、実際にある温浴施設を主人公を演じる原田泰造さんが訪れ、サウナ、水風呂、外気浴を繰り返しととのうまでの一連の流れを描いたものです。

 毎回ちょっとした人間ドラマが存在し、️️三宅弘城さん演じる「偶然さん」や磯村勇斗さん演じる「イケメン蒸し男くん」など、登場人物のキャラクター含め非常にほっこりする内容になっています。「サ道」で登場したロケ地のサウナは聖地化し、サウナ好きにとって憧れの場所になることもあるほどです。筆者はリアルタイムでの視聴はしていませんでしたが、このドラマを知ると何回も見るほど大好きになりました。

マンガ サ道をはじめたくさんのサウナ本が我が家にはあります

■近くにサウナがある部屋へ引越し

 1年半ほど前、私の仕事環境の変化や夫の都合もあり、引っ越すことになりました。物件を選ぶ条件の一つは「徒歩圏内にいいサウナがある」。当初夫にそう告げられた時は何を言ってるんだ?と思いましたが、条件的にも良いところが見つかり、結果的に家から徒歩1分のところにサウナ付きの銭湯がある物件に住むことになりました。現在はそちらの銭湯に週3日以上は通い、大切な癒しの場所になっています。サウナの近くに引っ越したことで、生活の質が大幅に向上したと思っています。

 近所の銭湯のほかによく行くサウナ施設は、横浜の「スカイスパ」や綱島の「湯けむりの庄」、東横線沿線にある銭湯です。それぞれに個性があって本当に楽しいです。

近所のよく行くサウナ施設。雰囲気含め銭湯も大好きです

 食事よりも優先したくなるサウナは何にも代え難く、生きていくうえで必要不可欠なものとなりました。話は逸れますが、世界幸福度ランキングで常に上位にランクインしているフィンランドでは、サウナは日常にあり、当たり前に存在しています。フィンランドの人が幸せを感じている理由の一つに、多幸感をもたらすサウナが少なからず影響しているように感じています。

 次回は、私が取得したサウナ関係の資格や、全国を巡って出会ったオススメサウナたちについて紹介をしていきたいと思います。

 

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