■炉の大きさで効率よく調理できる量が変わる

 調理するうえで大切なのが、炉(火床)の大きさです。

『ソロストーブ ライト』のサイズだと、個人的には500〜1000mlくらいのクッカーを合わせるのが適正だと思います。それ以上のサイズでも、もちろん煮炊きすることはできますが、薪の追加が忙しくなってしまいます。500mlも沸かせれば、1食分の食事と食後のコーヒー1杯くらいはまかなえます。

■「トップダウン燃焼法」とは?

着火剤を囲んだ枝が徐々に燃え広がります

『ソロストーブ ライト』はとても小さいため、一般的な下から火を付ける方法だと、燃料の追加がとても忙しくなってしまいます。着火剤が必要になってしまいますが、「トップダウン燃焼法」がおすすめです。

 これは炉の部分に折った枝を敷き詰め、中心部分に着火剤を載せて点火する方法です。この方法ならば、小さなストーブでも薪の追加なしで、コーヒー1杯分ほどの湯沸かしが可能になります。

■炉からはみ出すと火の粉が舞う

安全のため、薪は炉に収まる範囲にとどめましょう

 ガスストーブは調整ツマミひとつで火力を調整することができますが、焚火だとそうはいきません。くべる薪や枝の量で火の大きさを調整します。

 くべすぎると大きな炎が上がってしまいますので、慣れないうちは少ない量からスタートするのがおすすめです。また炉からハミ出すと、火の粉が舞いやすくなりますし、鍋が置けなくなってしまうので、欲張らないように。面倒でも、安全のために炉に収まるサイズの薪の投入がおすすめです。