■山間部は車道でも雪崩の危険あり

山道で斜面から落ちてきた雪が道を塞いでいる

 スキー場や温泉に向かう道は山間部を通ることが多い。急な山の斜面に設けられた道は勾配もあり、カーブも連続していて路面状況によってはスリップや衝突の危険が高まる。

 さらに積雪が増えると雪崩の危険も増していく。“ドカ雪”が降った後、春先、とくに南向きの急斜面には注意したい。どうしてもスキー場の帰り道は午後に通過せざるを得ない場合が多いが、“運”だのみになるので本当に恐ろしい……。目の前で斜面から雪が落ちてきたかと思うと、一瞬で道路を塞ぐほどの雪崩がきたことがある。あと数メートル先にいたら…… 今思い出してもゾッとする。

 地域によっては今週またしてもドカ雪が降り積りそうだ。すでに積もっている雪に加え、さらに積雪は増加するだろう。降雪中は視界も悪くなり、路面は雪、凍結でスリップしやすくなる。

 他にも積雪量の増加による危険はあるだろう。いつも以上、十分すぎるほど注意して車の運転にあたりたい。みなさんもくれぐれもお気をつけて。