■東京の隠れた里山で、秋川渓谷の名爆・名湯を巡る癒やしの旅!

日本の滝100選「払沢の滝」
浅間嶺山頂

●日本の滝100選「払沢の滝」と浅間尾根ハイキン

 東京都の唯一の村である「檜原村」の里山を散策しよう。奥多摩の南に位置し、東京とは思えない大自然が広がるエリアだ。まずは、JR武蔵五日市駅からバスで約20分「払沢(ほっさわ)の滝入り口」で下車。整備された散策路を約15分歩いて、日本の滝100選に選出されたことで有名な「払沢の滝」へ。滝の落差は23.3mと迫力満点、厳冬期には氷結し「氷瀑」となるのも名物の一つである。

 滝を鑑賞後は、浅間尾根のハイキングコースへ。かつて甲州中道と呼ばれた古道の一部で、昔は馬車で五日市方面まで通う生活道路であったこともあり、歩きやすいなだらかな道が続く。登山口から約3時間で浅間嶺山頂に到着、展望地からは奥多摩の山々や富士山を望む。

 下山コースは、往復ピストンか、浅間尾根登山口まで歩くのがおすすめ。往復約5時間と長めのコースなので、日の短い冬は特に、早出早着を心がけたい。

●秋川渓谷の名湯「瀬音の湯」

秋川渓谷の自然に囲まれた瀬音の湯外観
瀬音の湯 露天風呂 女性

 下山口からは、バスに乗車して温泉近くの「十里木(じゅうりぎ)」バス停からアクセス。瀬音の湯は、趣ある立派な施設で連日多くの人が訪れる人気の温泉だ。

 アルカリ性PH10.1と高く、柔らかくてヌルッとした湯ざわりが特徴。浴槽から大きな窓越しに、また露天風呂から、秋川渓谷の四季折々の景色を堪能できる。カフェ・和食ダイニング・宿泊場所も併設された、充実の温泉施設だ。

・施設名:瀬音の湯
・住所:〒190-0174 東京都あきる野市乙津565番地
・電話番号:042-595-2614

・ホームページURL:http://www.seotonoyu.jp/

※営業日時はホームページよりご確認ください

 

 冬の低山でも残雪・凍結がある場合は「軽アイゼン・チェーンスパイク」などの装備が必要。寒さ対策に「防寒着」や、日が短いので「ヘッドライト」も忘れずに。冬の寒さに負けず、ぜひ外遊び+温泉で充実した休日を楽しんでほしい。