■身近なアイテムで手軽にパッキング

 調理で使用したクッカーや、ススがついた焚き火台は洗える環境であれば、汚れを落として収納ケースなどに入れてパッキングしているだろう。これらを水を使用せず収納していきたい。

■食材の汚れは、ウェットティッシュとメニュー選びで対処

食器にはウエットティッシュが便利

 クッカーについた食材の油汚れなどは、アルコール入りのウェットティッシュで拭き取ろう。汚れたまま持ち帰ってしまうのもひとつの手だが、ナイフ等に汚れが付いたまま放置すると、錆びが生じて切れ味の低下につながる可能性がある。一時的な処置だが道具のメンテナンス面を考えて極力、汚れは落としておこう。

 また、洗い物が少なくなるメニューを選ぶことも有効だ。パスタは水の量を調節することで茹で汁が少なくなり、レトルトのソースと火を通しながら和えればワンポットでできる。ナイフやまな板を使用しないように材料の下ごしらえを家で事前に済ませて、ジッパー付きの袋などに入れて持っていくこともいいだろう。

■ススが付いた焚き火台は新聞紙で包む

ススが付いたものは新聞紙で包む

 最も困るのが焚き火台や焚き火にかけたクッカーやケトルだろう。ススは落としにくく、落とさないで収納した場合、さまざまなところにススが付着して、片づけるものを増やしてしまう。こんなときは、新聞紙でくるんで収納袋に入れて持ち帰ろう。新聞紙なら軽くスペースもとらないため、収納袋の中に入れておいても邪魔にはならないだろう。収納時、焚き火台やクッカーの温度が完全に下がってから行うこと。