■猿島の歴史

猿島では戦争の遺構が散見される
猿島で見られる、銃弾の痕跡がある石壁

 猿島を散策するうえで知っておきたいのが、その歴史だ。1847年には砲台がつくられ、東京湾を守る拠点として利用されていた。その後陸軍、海軍の要塞としても使用された戦争の歴史を感じる島なのだ。

 島内には砲台跡や弾薬庫、切通しと呼ばれる要塞跡などが点在する。詳しい話を聞きながら散策を楽しみたいときにはガイドツアーの利用もおすすめだ。

 日帰りで訪れることができる無人島、猿島は自然だけでなく歴史も感じられる見どころ満載のスポットだ。フェリーに乗って島に向かう時間は非日常感を高め、島内の観光をより楽しいものにしてくれる。いつもと違う週末を過ごしたいときに、猿島を散策してみてはいかがだろうか。