冬キャンプの防寒対策として、焚き火や薪スト―ブを使うことがあるが、生地にポリエステルを使用しているテントは、火の粉が当たるとその部分に穴が開いてしまう。そのため、暖をとるために火を使うことが多くなる冬キャンプでは、難燃素材の「コットン」を使用したテントがおすすめだ。

 コットンのテントは「手入れが面倒」、「雨に弱い」などデメリットの面ばかりが取り上げられがちだ。しかし、火の粉に強い特徴や手入れの方法を理解すれば、冬キャンプに使うメリットがたくさんある。ぜひ本記事を参考にしていただき、「コットン」をテント選びの候補に入れていただきたい。

■コットンテントの特徴

●生地

ポリエステルのような光沢感はなく、生地の目が少し見える

 コットンテントには、一般的にコットン100%やポリエステルとコットン混紡の「ポリコットン」がある。どちらも手入れの方法などは変わらないが、コットン100%に比べポリコットンの方が軽量になりやすく、持ち運びには便利。

●難燃性

 「コットンは火に強い」と思われがちだが、これはあくまでも「火の粉に対して」の話。タープの下で焚き火などをして直接火が当たれば、燃えてしまうので注意が必要だ。どうしてもタープの下で焚き火を行いたい場合は、焚き火での使用を推奨しているメーカーもあるため、そういったタープを選ぶといいだろう。

※テント内で焚き火は、火事や一酸化炭素中毒など危険が高いため、行わないようにしよう。

●耐水圧

テントの外側の写真。水滴を弾いている箇所もあるが浸透している箇所もある

 コットン製のテントを選ぶときの基準として、取り上げられることが多い耐水圧。コットン生地テントはだいたい500~1000㎜と記載されることもあるが、表記がない場合もある。

 理由としては、コットン生地は生地が水を含み、縫製の目が狭くなることでテントの内側に水を通さないようにする特徴があるためだ。

テント内側の写真。触ると生地が湿っていることが分かる

 雨が降った時、生地を内側から触れば、しっとりと濡れているのがわかる。よほどの強い雨ではない限りは雨漏りすることはないが、生地に物が触れていると濡れたり水が伝ってしまうので注意しよう。