■箸休めサトシさんの今後の野望とは

●アウフグースフェスを終えて

 イベント終了後にインタビューの時間をいただいたので、箸休めサトシさんにまず今回の感想を聞いてみました。

 「とにかく初めてのことで無我夢中で仰ぎ続けた2日間でした。改善点はたくさんあるけれど、アウフグースのイベントを日本で初めて開催できたことがまず嬉しい。全国から熱波師が一同に集まることも非常にレアで、夜中までタオルの振り方を練習したり、アロマの種類、蒸気の上げ方などについて意見交換をしているのを見て熱くなった。会場では、サウナ室の外で自発的にクールダウンの風を送ったり、お客さんへのタオル講習が自然と始まったり、アウフギーサーから“お客さんを楽しませたい”という気持ちとホスピタリティ精神が伝わってきたのが誇らしい。」とのこと。熱波師皆さんの士気が高まったというのも凄くいいことですよね。

日本で初開催となったアウフグースのイベントを終えて、ほっとする箸休めサトシさん

●アウフギーサーとこれからの野望

 続いて、今後やりたいことを伺ってみました。

 「海外ではアウフギーサーはプロフェッショナルな仕事として認知されていて、世界大会も開催されているんです。300人規模(!)のサウナ室で、映像や音を駆使しながらアウフグースのショーで競っている。日本ではまだまだ認知もされていないけれど、来年の春か夏にアウフグースの世界大会の予選を日本で開催したい。まずはこのようなイベントを通じて多くの人にアウフグースの楽しさを実感してもらい、アウフギーサー自体の数をもっと増やしていきたい。みんな予選出てください!」

 実は、箸休めサトシさんが働く横浜のスカイスパでは、先月11月24日に約70名が入れる「サウナシアター」がオープン。ここはアウフグースの世界大会の予選ができる公式の基準をクリアしているそう。エンターテイメントショーですから、照明やプロジェクター、音響ルームなどを完備しているとのことです。夢を叶える第一歩がもう始まっているのですね!

●BRAVO MOUNTAINの読者へのメッセージ

 最後に皆さんへの一言をお願いしました。

 「アウトドア好きな皆さんなら、テントサウナとの相性がとても良いと思います。サウナに入れば、冬でも滝つぼや川に飛び込んだりできますよ。大自然と一体になれる外気浴は格別だし、サウナの後に焚火を囲んで語るのもいい。また、断熱材を使用しているテントサウナだからこそ、中で小さな火を囲んで暖炉替わりにまったり過ごすのも暖かくて凄くオススメ。」

 テントサウナが置いてあるキャンプ場や、テントサウナ自体のレンタルサービスなんかも増えてきていますので、ご興味がある方はぜひ試してみてください!

 実は、私も熱波師検定の資格を持っています。家に眠っている専用のバスタオルを取り出して、久々に練習してみるのもいいかも知れませんね。