■第3位 テント内の結露と凍結

結露したテント

 暖かい空気が、冷やされることで起こる結露。結露が起こるとテントから垂れた水滴がシュラフを濡らしてしまい、保温性の低下につながる。

 また、テントの外側は凍結することがあり、翌日、乾かして撤収したい人は乾燥に時間がかかる。

インナーシュラフを入れて保温性アップ

・対策
 結露自体は防ぎようがないため、シュラフが濡れないようにシュラフカバー(防水カバー)を使用する。保温性が心配であれば、インナーシュラフ(シーツ状の寝具)を入れて保温性を高める。

 どうしてもテントを乾かしたい場合は、吸水性の高いタオルで水滴を除去する。チェックアウト時間を遅らせること(レイトチェックアウト)ができるキャンプ場を選び、乾燥時間を充分に確保する。

■第2位 バッテリーの消耗が早い

バッテリー残量には気を付けたい

 寒冷地では、バッテリーの消耗が早いことがある。LEDランタンやスマートフォンに搭載されているリチウム電池は気温の影響を受ける。いつも通り使用しているのに、ふと見るとバッテリーが切れていることがある。いざという時に使用できなくなると、困ってしまう。

・対策
 スマートフォンは、冷やさないように上着のポケットに入れておく。モバイルバッテリーを持っていき、いつでも充電できるようにする。電池式ではないオイルランタンを活用する。

■第1位 ガスが着火しにくい

気温が低くい場所でもハイパワーガスを使用すれば安定した火力を保てる

 気温が低い場所で、ガスバーナーに着火するが、火の勢いがない。これは、使い方や残量の問題ではなく、使用しているガスの種類によるトラブルだ。主に登山用で使用されるOD缶を例に説明する。ガスカートリッジには2種類あり、ノーマルガス(一般用)とハイパワーガス(寒冷地用)がある。寒冷地でノーマルガスを使用した際、上記のようなトラブルが起こる。

・対策
 現地の気温をチェックする。寒冷地では、気化する温度が低いハイパワーガスを使用すること。

 

 気候が変わると、予想していなかった事態に遭遇することがある。トラブルに対して事前に備えておけば、冬の澄んだ星空を眺めながら、のんびりと過ごすことができるだろう。