■張り綱の長さ調節におすすめ『自在結び:トートラインヒッチ』

自在結びは、テントやタープの張り綱のテンションを調整できる(写真:ノブ)

 自在結びは、その名の通り、張り縄の長さを自在に調整できる結び方だ。張り綱ひとつでタープの張りを素早く調節できるため、急な雨や日差しから身を守るキャンプスペースを簡単に設営することが可能だ。

 万が一、自在金具や自在ロープを忘れたり壊したりしてしまっても、自在結びを覚えておけば焦らず対処できるので安心だ。

■ロープを連結『テグス結び:フィッシャーマンズノット』

ロープの長さが足りない時にはテグス結びで、ロープを延長しよう(写真:ノブ)

 テグス結びとは、異なるロープの端同士を結ぶときに用いる基本的な結び方である。テントやタープの設営をする際、もし張り綱の長さが足りなくなっても、テグス結びを覚えていれば大丈夫。

 非常に強度があり、結び方がシンプルなので、一度マスターしておけばこれからのキャンプで大活躍すること間違いなしだ。

■ロープワークをマスターして、楽しいキャンプライフを!

タープの下で美味しいキャンプ飯を囲む(写真:ノブ)

 キャンプでは、テントやタープを設営したり洗濯物を干したり、薪を運んだりなど、ロープが活躍する場面がたくさんある。基本的なロープの使い方をマスターしておくだけで、いざという時に何かと役に立つはずだ。

 今回紹介した3つの基本技は、動画を見ながら練習すれば、初心者でも簡単に結べるようになるだろう。キャンプ前にロープワークを習得すれば、より楽しいキャンプライフを送れるはずだ。