■魔女の瞳以外にも絶景が

吾妻小富士をバックに雲海が広がる(撮影:mao)
太陽光によって見え方が変わる魔女の瞳(撮影:mao)

 一切経山の見どころは魔女の瞳だけではない。2000m級の山から見下ろす雲海も絶景ポイントだ。雲海は、晴れた日の明け方から午前8時頃の間に発生しやすいと言われている。前日の日中と当日の早朝の気温差が大きいことも重要なポイントのため、気温に差が出やすい春や秋が特におすすめである。

 雲海は状況が悪いと見ることができないが、魔女の瞳は晴れていれば一切経山に登れる4月中旬〜11月上旬は基本的にいつでも見ることができる。たったの3時間で登り降りすることができるため、頂上でじっくりとコバルトブルーの色が変わる様子を眺めるのもよいだろう。