ソロキャンプのブームに牽引されたのか、100均に本格的なキャンプ用品が続々と登場している。

 その中でも特にダイソーは力を入れている様子。以前発売された1合用のコンパクトサイズ、1.5合の標準サイズ、3合のビッグサイズに続き、フッ素加工を施した真っ黒なメスティン(1.5合サイズ)がラインアップに加わった。

 メスティンとは、飯ごうとして使われることの多い取っ手付きの四角い鍋で、ソロキャンプをはじめ「おうちキャンプ」にも大活躍する調理道具である。

 ダイソーの黒メスティンの実力はいかがなものか、メスティンの本家とされるスウェーデンの老舗メーカー、トランギアと比較検証した。

■サイズや外観を比較

取っ手がトランギアの方がスリムで長い。どちらも取り外し可能

 素材はどちらもアルミを使用。黒メスティンはその上から全体にフッ素加工が施されている。

 サイズは黒メスティンが幅175×奥行97×高さ73mm、最大850ml。トランギアは170×奥行95×高さ62mm、最大750ml。黒メスティンの方がやや大きい。

黒メスティンの方が少し高い

 重量は黒メスティン185g、トランギア150gと差があるが持ってみると重さに違いは感じなかった。

上に載せると大きさの差がないように見える

 容量に若干の差はあるが、重さやサイズ感はほぼ同じと考えてよいだろう。炊飯はどちらも生米1.5合がちょうどよい。