10月に入りセカンドシーズンを迎えた長野県北部・犀川本流のトラウトフィッシング。管轄する犀川殖産漁協によるニジマスの放流も行われたこともあり、先週は多くの釣り人が訪れて大賑わいだったようだ。関係するSNSの投稿は、釣果に喜ぶ釣り人たちの自慢気な写真で華やいでいた。ここ数日は大型のブラウントラウトもかなり釣れているようだ。

 近くに住みながら、所用に追われなかなか釣りに行く時間を作れなかったが、ようやく僕にも釣りをするチャンスが訪れた。

■朝イチはド定番!「道の駅裏」で勝負

道の駅「長野市大岡特産センター」裏の流れ。夜明け直後だが、すでに釣り人が何人か入っていた

 夜明け前に道の駅「長野市大岡特産センター」の駐車場に到着し、釣りの準備をする。やや減水傾向に見えるが、濁りもなく期待できそうなコンディションだ。

 人気が高く常に釣り人が入っている場所だが、運よく一番乗りできた。期待が高まる! が、アタリすら感じることなく、ラン(川岸に沿って移動しながら、無理なく釣りをできる範囲。釣り下りがマナー。)を釣り終わってしまった。

 ふと上流を振り返ると、先ほどまで僕がフライを流したポイントで、後続の釣り人が長いのべ竿を大きくしならせているのが見えた。さらに対岸の釣り人も小さめだがブラウントラウトを釣り上げている。

 いったん川から上がり、車で上流へ向かいながら各ポイントをチェックするが、どこも釣り人が入っていて盛況だ。(通常40~50mは間隔を空けているので、少し待てば入れなくもないが、やはり先行者が直前にいない方が気持ちいい。)

 焦りは禁物、出会った釣り人と情報交換しながら、今度は下流へ向かった。

【マップ】犀川殖産漁協