ステップ3ビンディングの再確認

加水分解したスノーボードのバインディング。こうなってしまったら新しい物に買い換えよう

 今のスキービンディングは保管時にバネを緩める必要はないとされているが、シーズン前に開放値の確認はしておきたい。保管している間に開放値が勝手に変わってしまうことはないが、うっかり自分で緩めていた、ということが往々にしてある。

 古い用具は調節ネジが錆び付いて固着することもあるので、開放値を変えずとも正常に調整ネジが動くかどうか軽く回しておくとよいだろう。どこにネジがあり、目盛をどう確認するか、自分の用具はしっかり把握しておかなければならない。

 スノーボードのバインディングも、ネジやナットなどの緩み、破損の有無や劣化具合確認をしておこう。

 板はそのままに、ブーツを新調した場合は必ず新しいブーツを合わせて調整しなおす。足のサイズが同じでも、メーカー、モデル、年式が変わるとブーツのソールサイズも異なる。ゲレンデに行ってからでは慌ててしまうし、そのまま滑走してしまうと怪我のもと。板を複数台持っている人は要注意だ。

 以上の準備は雪が降り積もる前にやっておきたい用具の準備。雪などで濡れた状態でなければ、1ヶ月程度で酸化は進まないので、早めの準備を心がけよう。この時期から用具の準備や手入れを始めることで、雪上でのイメージが沸きモチベーションも上がる。冬に向けて、楽しい計画作りもより進むだろう。