肌寒い季節になると、なかなか外に出るのが億劫になる人も多いのではないだろうか。秋冬のサイクリングは夏と違い、汗のベタつきによる不快感も少なく、紅葉を楽しんだり、あったかグルメを楽しめたりと魅力も多い。

 そこで今回は、寒さ嫌いな筆者でも秋冬サイクリングを楽しめる寒さ対策のコツをご紹介する。

■コンパクトなウインドブレーカーは必携

薄い生地でも十分な防風力

 周りの気温がそれほど低くなくても自転車乗車中は、風の影響で歩行時よりも寒く感じる。ウェザーニュースによると、自転車乗車中の体感気温は歩行時の-5℃だとか!

 つまり、風を防ぐことでずいぶんと快適に走ることができる。自転車の防寒アイテムといえばウインドブレーカーだ。長袖タイプやベストタイプなど形はさまざまだが、自転車乗りの間では携帯性の高い薄い生地のものが主流。風でバタつかないようにピッタリとジャストサイズを選ぶのがおすすめだ。

 日中の気温が高い日でも、下り坂や夕方の冷えに備えて秋冬は常に持ち歩いておくのがよい。

コンパクトタイプなら収納後はわずか10cmほどになる

■冬用グローブ+αで指冷え防止!

指を守るためにグローブは必須

指が冷えるとハンドル操作やブレーキ操作に影響が出るため、絶対に冷やしたくない場所の1つ。

 冬用の裏起毛素材や速乾機能付きなどのグローブだけでも十分寒さに対応できるが、さらに底冷えする日には+αの工夫をしたい。おすすめなのが、通常のグローブの中に装着するインナーグローブ。インナーグローブ専用に作られているものであれば、二枚重ねの違和感をそこまで感じることなく保温力をアップさせられる。