外出自粛が続く昨今、話題となっている「おうちキャンプ」。自宅にいながらアウトドア気分を味わうことができると人気を集めている。長距離移動なしで楽しめて、小さな子どもがいる家庭でも挑戦しやすい「おうちキャンプ」を楽しむ方法や注意点を紹介したい。

■思いたったらすぐできるのが「おうちキャンプ」

いつもの部屋がキャンプ場に早変わり

 自宅でテントを張ったりキャンプ道具を出したりすることで、不思議なことにいつもの場所があっという間に非日常空間へと早変わり。なんと言ってもその「驚き」と「手軽さ」がおうちキャンプの魅力だ。キャンプ場に出かけるとなると荷物の準備や移動は不可避だが、自宅で行う「おうちキャンプ」ならパッキングもドライブもなし。思い立ったらその日にすぐ実践できる。キャンプ場と違ってトイレも水場もすぐそこ。幼い子どもがいる家庭でも実践しやすいだろう。また、テントを張ったりやアウトドアギア使ったりすることで、しまい込みがちなキャンプ用品の点検や手入れをする良い機会ともなる。

■ライフスタイルに合わせて楽しめる「おうちキャンプ」

 おうちキャンプには3つの種類がある。住まいの種類やライフスタイルに合わせて選択しよう。

●その1.部屋キャンプ

 自宅の室内で行うキャンプが「部屋キャンプ」だ。天候に左右されないのが最大の魅力。ある程度の広さが必要ではあるが、テントを広げたり、折りたたみ式のテーブルやイスをセットできればより楽しめる。近所に配慮した音量であれば、音楽を楽しむことも可能。汚れを気にせずにラグを敷いたり、寝袋を出したりできるのも嬉しい。

●その2.ベランピング

 室内のような外のような、普段生活の場としては使われていないことの多い小さな空間、ベランダ。そこを活用するのが「ベランピング」だ。空が見え、外の空気を味わうことのできるベランダは自宅にいながらキャンプ気分を味わえる絶好の場所だ。

●その3.庭キャンプ

 「庭キャンプ」は、場所が屋外であること、広さがあることから、自由度が高いのが魅力だ。車を活用してオートキャンプ風に楽しむなど、本番さながらの本格的なキャンプ気分を味わえる。

小さな空間でもキャンプ気分を味わえる