■美味しいコーヒー飲むためのドリップ方法
すでに豆から挽かれて細かくなっているコーヒー粉を使うのもよいが、挽きたての香りと風味を楽しみたいのなら、ミルを使ってコーヒー豆を挽いてみよう。最初は中挽きで淹れ、味を確かめながら徐々に自分の好みを見つけていくとよい。
マグの上にドリッパー、その中に折り目を付けたペーパーフィルターをセットして、挽いた豆を入れる。ケトルまたはポットに水を入れて、バーナーを使ってお湯を沸かす。その時に五徳があると、ケトルやポットが安定するので便利で安心だ。
お湯が沸いたら、ポットやケトルからお湯をそっとドリッパーに置くよう、粉の中心に細く注ぐ。20〜30秒待って蒸らしたら、粉の中心から外側に向かって、「の」の字を書くようにゆっくりと注いでいこう。コーヒー用のポットがあれば、注ぎ口が細くなっているので抽出しやすい。3回程度に分けて注ぎ、適量が抽出されたら出来上がりだ。
■自然の中で楽しむコーヒーは格別
豆から挽いて淹れるのが一番美味しいが、最初は道具をすべて揃えるには費用もかかるため、もちろんインスタントコーヒーからでもOK。その場合はバーナー、ケトルまたはポット、マグの3つさえあればすぐに野外でコーヒーを楽しむことができる。徐々に器具を揃えていくのも楽しみの一つだ。
コーヒーはキャンプの様々なシチュエーションを至福の時間にしてくれる。自宅からキャンプ場に到着し、テントやタープの設営を終えたらコーヒーでホッとひと息。おやつ時に、ちょっとしたスナックとともにコーヒータイム。夕食後は焚火を眺めながら、ノンカフェインのコーヒーで温まる。翌日早朝に起きて、冷たい空気の中、淹れたての温かいコーヒーを身体に染み込ませる。野外でコーヒーを飲むことで生まれる、このうえない幸福感をぜひ味わってみてほしい。