小柄でキビキビと走るコンパクトカーは、ドライバビリティの面では優れているものの、車中泊に使う場合はベッドスペースの確保が難しいことから、助手席や後部座席を改造してフルフラット化を実現しているユーザーも少なくない。改造の手間を負担に感じて、車中泊をあきらめてしまうユーザーは多く、とりわけ筆者の乗っているスイフトは室内長・室内幅ともに狭いことから敬遠される傾向にあった。

 しかし、車中泊用エアーマットを使えば、コンパクトカーでも簡単に車中泊が実現できる。もちろん、スイフトでも問題ない。

■使用時に必要な道具は揃っているものを選びたい

マット本体や電動ポンプなどがバッグに収納されている

 通販サイトなどでエアーマットを購入する場合、商品の品揃えはメーカーにより異なるため、付属品もまとめて手に入るものを選びたい。最低でも、エアーマット本体・頭を支えるエアーピロー・空気を入れる電動ポンプ・枕やマットに使い分けるためのエアノズルが、一通り手提げバッグに収納されている商品が理想的だ。

バッグの中身。万一穴が開いた時に備え、修理用のパッチもある

 筆者が使っているKing Camp製のエアーマットは、収納時は32×39×12cmのバッグに必要なものすべてが収納されていて、マットは空気を入れると90×141×45cmの大きさになる。

参考URL:https://kingcamp.axia-shop.com/products/kingcamp-km2004

 これを車内の後部座席にセットして、空気を入れてふくらませれば、あっという間にエアーベッドが完成する。