■収納時は約半分の長さに。 秘密は驚愕の変形ギミック!
収納状態は本当に二つ折りになっている。いったいどういう構造になっているのか、非常に気になるところだ。
●驚愕のフォールディングギミックの動画がコチラだ!
収納状態から滑走状態へのトランスフォームは見事としか言いようがない。変形シーンをつぶさに見ると、ヒンジで連結されたスキーがまっすぐになった後、カーボン製のビンディングプレートが回転して完成するロックシステムだ。これが滑走性能と強度を両立させた「フォールディングスキー」を実現させた技術の核心部なのだろう。
■気になる滑走性能は? 動画に注目!
いくら特殊なギミックで注目を集めても、肝心の滑走性能とのトレードオフでは意味がない。果たして本気で滑れるスキーなのか!?
スキークロス(※2)のワールドカップ、元世界チャンピオンのフィリップ・フリザール(スロベニア)がボイジャーを本気でテストしている。滑走はもちろん、その他のパフォーマンスがおもしろい。そして後半に向けて彼のテストは過激になっていき、そちらの方が気になってしまう。けれど滑りやすさはもちろん、強度面でも問題がないことは十分にわかる。来たる2021-22シーズンは、ボイジャーを手に颯爽と移動するスキーヤーが増えるのか? 移動が楽になれば、スキーへ行くのがもっと楽しみになるのは間違いない。
※2 FIS(国際スキー連盟)のフリースタイル競技のひとつ。ウェーブやバンク、ジャンプなどの地形をクリアしながら滑走し、ゴールまでのタイムを競う。数人で同時滑走するために雪上の格闘技とも呼ばれる。
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