■アプローチは駒ヶ根ロープウェイで一気に千畳敷カールへ
一般的な登山口となるのは長野県駒ヶ根市の「菅の台バスセンター」。この先からマイカー規制になっているので、路線バスに乗って山道を揺られること約30分。
「しらび平」でバスを降りたら、今度は駒ヶ根ロープウェイに乗り込む。約7分30秒のあっという間の空中散歩を楽しみ、 標高2,600mの「千畳敷駅」へ到着だ。山頂駅は「ホテル千畳敷」内。乗り物でいきなり高いところに上がったときは、体が標高に慣れないので要注意だ。
高山病の症状が出てもおかしくないので、トイレやレストランで休憩がてらゆっくり身支度を整えてから出発しよう。
ここから三ノ沢岳へは、往復6~7時間ほど。 最初の登りの後も地味なアップダウンが連続して、案外と手強い。この時期、天気がいいと稜線上はかなりの暑さになることも多い。3,000mクラスの標高だと、日射は相当強い。日焼け防止の対策や熱中症予防のためにも、十分に水分を補給できるよう準備しておこう。
急ぐと余計に消耗するので、余裕ある登山計画で臨もう。